茹でガエルにならないために。。。🐸 複数のキャリアへWORK SHIFT!!

🌞女性の働き方🌞

今回は人生100年時代と言われ、形式はどうであれ働く期間も長くなるだろうことが必然的となるこれから、一度は読んでおきたい本、経営組織論世界的権威と言われる英国人リンダ・グラッドン氏著の『WORK SHIFT』についてご紹介します。グローバル化、IT技術の進化、人口構造の変化と寿命の長寿化、環境・エネルギー問題、社会の変化といった未来に影響を与える要因を考慮せず、漫然と未来を迎えると暗い未来が待っているかもしれない。茹でガエルにならないために、働き方をSHIFTさせていこう!という大きなストーリーにおいて、3つのSHIFTが提起されています。
ご存じの通り、茹でガエルの例えとは「カエルをいきなり熱湯に入れると慌てて飛び出して逃げるが、水から入れてじわじわと温度を上げていくと、カエルは温度変化に気づかず、生命の危機を感じないまま茹で上がり死んでしまう」という経営論や組織論で良く使用される比喩です。誰でもどんな環境でも茹でガエルになってしまう可能性がありますね。定期的に必要な最新の、そして正しい情報を自分から取りに行く姿勢を続けることが必要な世の中なのは間違いありません!いつの間にか99歳になっていた…ということが無いようにしたいですね!

さて、本書に記載されている100年時代を生き抜くための3つのSHIFTは以下の通りです。
<第一のシフト>専門技術の習熟を土台に置くキャリアを意識的に築くこと
<第二のシフト>時間に追われる生活の中で失いがちな、人的な繋がりの場、「自己再生のコミュニティ」を築くこと
<第三のシフト>消費をひたすら追求する人生を脱却し、情熱的に何かを生み出す人生にシフトすること

特に私がやはり!と思った点は、第一のシフトです。日本の長期雇用制度の転換期は既に訪れている一方で、働く期間は長くなっています。人生で働く期間が長くなると、キャリア生成において重要な点は、間違いなく『専門性』=『自分の強み』を持つことです。漫然と長期雇用形態に胡坐をかいて仕事生活を過ごす時代が終わった時、自身として「これが強みだ!」と言えるものをしっかり自覚し身に付けている人だけが、社会では重宝されます。何より自身の強みを自覚していることで、自分の好きな仕事が出来ているという実感を持って働くことが出来ます。それが第三のシフトでも書かれている、情熱的に何かを生み出すことなのでしょう。
加えて、話題の人物、例えばホリエモンさんやキングコング西野さん等も言及されていますが、その専門性は一つでなく、複数の専門性を目指すべきだという点も重要です。時代はどんどん目まぐるしく変化します。そんな流れを上手くTake Chanceして自身に取り込んでこそ、自由に自身の強みを多々発揮していける人こそ、100年時代を豊かに生き抜く大きな要素です。IT技術の進化でますます人間の働く意義を問われる領域が変わってきます。一つに拘る時代は終わりました!「複数の専門性を連続して習得し続ける」これこそ、大きな土台になるだろう、と強く思いました。

また、本書にはギルド(中世西欧諸都市において、商工業者間で結成された各種所職業組合)の話が登場しますが、オンライン上でも対人でも、共通の目的・価値観を共有するコミュニティに意識的に属することが、孤立した将来から脱却する糧になるだろうとのこと。ある書に拠ると、日本人は世界一、家族・同僚以外の人と会話することが少ない生活を送っている国民だそうです。確かに機会が無いですね・・・。複数のギルドに属する自身を思い描きながら、自身の専門性を色々伸ばしていく、そのために自身の強みを常に把握しておく、そんな必要性を実感させてくれる本でした。
どうせ長く生きるなら、豊かな生活、人生にしたい。そのためにどんな意識を持てば良いか、改めて考えるきっかけとなりました。最後までお読みいただきありがとうございます。

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